トレンドマイクロ株式会社は7月16日、インターネットバンキングの利用者を「オンライン銀行詐欺ツール」をはじめとする脅威から守るためのサービスを提供開始すると発表した。オンライン銀行詐欺ツールとは、オンライン銀行口座の不正操作を最終的な目的とする不正プログラムの総称。本サービスは、各金融機関や金融機関向けシステムの運用パートナー企業と連携して提供するもの。インターネットバンキング利用者向けの相談窓口(コールセンター)を設け、トレンドマイクロが提携金融機関の利用者からの問い合わせに対応する。トレンドマイクロは、利用者からの問い合わせに対して「オンライン銀行詐欺ツール」の感染有無を調査・分析し、駆除などの作業を支援する。相談窓口では、担当オペレーターがコンピュータの状況調査からログ採取・分析までを実施し、必要に応じてリモートで不正プログラム駆除作業の代行も行う。なお、トレンドマイクロ製品の利用有無に関わらず、各提携金融機関の利用者に対して提供するサービスとなり、今後3年間で40金融機関と連携してサービス提供することを目指す。提携する金融機関向けには、セキュリティ向上のためのサービスも併せて提供するという。