日本マイクロソフト株式会社は7月9日、2014年7月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通りの6件で、最大深刻度「緊急」が2件、「重要」が3件、「警告」が1件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで29件となっている。今回発表された内容は以下の通り(深刻度順)。「緊急」MS14-037:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(2975687)要再起動MS14-038:Windows Journal の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2975689)再起動が必要な場合あり「重要」MS14-039:スクリーン キーボードの脆弱性により、特権が昇格される(2975685)要再起動MS14-040:Ancillary Function ドライバー (AFD) の脆弱性により、特権が昇格される(2975684)要再起動MS14-041:DirectShow の脆弱性により、特権が昇格される(2975681)再起動が必要な場合あり「警告」MS14-042:Microsoft Service Bus の脆弱性により、サービス拒否が起こる(2972621)再起動不要このうち、MS14-037(CVE-2014-2783)、MS14-042(CVE-2014-2814)は脆弱性が一般に公開されていた。企業ユーザに対しては、適用優先度「1」のMS14-037(Internet Explorer)およびMS14-038(Windows Journal)については至急適用を進めるよう呼びかけている。なお、MS014-042(Microsoft Service Bus)はWindows Updateでは適用されないため、手動による適用が必要。