独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月2日、サイレックス・テクノロジー株式会社が提供するUSB機器を無線LAN経由で使用可能にする製品「SX-2000WG」に複数のDoSの脆弱性(CVE-2014-3890、CVE-2014-3889)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。なお、これらの脆弱性はセキュリティ・キャンプ中央大会2013 ネットワーク・セキュリティ・クラス一同が報告した。「SX-2000WG ファームウェア Ver 1.5.4 より前のバージョン」には、IPパケットの処理機能やTCP Optionヘッダの取扱いに起因するDoSの脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者に当該製品を応答不能な状態にされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。