独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月20日、Webminが提供するWebベースのシステム管理ツール「Webmin」および、Webメールを管理するためのWebインタフェースを提供するツール「Usermin」に、複数の脆弱性(CVE-2014-3886、CVE-2014-3885、CVE-2014-3884、CVE-2014-3883)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Webmin バージョン 1.690 より前のバージョン」にはクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性、「Usermin バージョン 1.600 より前のバージョン」にはXSSおよびOSコマンドインジェクションの脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、ログインしているユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行されたり、Userminにログインしたユーザが特定の操作を実行した場合、任意のコマンドを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。