国内の金融機関9社をターゲットとしたオンライン不正送金手口を検証(FFRI) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.02.28(火)

国内の金融機関9社をターゲットとしたオンライン不正送金手口を検証(FFRI)

脆弱性と脅威 脅威動向

株式会社FFRIは6月4日、ワンタイムパスワードによる認証を突破し、ネットバンキング利用者の口座から不正送金を行うMITB(Man in the Browser)攻撃マルウェアを入手し、解析・検証を実施した結果を発表した。また、同社のMITB攻撃対策製品「FFRI Limosa」による防御が有効であることも確認したという。MITB攻撃は、ネットバンキング利用者のPC端末に感染したマルウェアがWebブラウザに侵入することが必要となる。Webブラウザへの侵入後は、利用者が正規の手順で認証を済ませた後、ブラウザの処理を横取りすることが可能なため、ワンタイムパスワードなどによる認証の強化は十分な対策とはならない。実際に、2014年春以降のMITB攻撃ではワンタイムパスワードを利用している利用者においても被害が発生している。

今回、同社が入手したMITB攻撃マルウェアを解析した結果、国内の主要銀行4行と信販会社5社の利用者を標的としていることが判明したため、実際に標的とされている銀行のアカウントで検証し、「FFRI Limosa」で防御できることを確認した。具体的には、FFRI Limosaによって保護されたWebブラウザの利用時にMITB攻撃マルウェアによるWebブラウザへの侵入を阻止し、FFRI Limosaが適用されていない状態で検証した際に表示されていたプログレスバーやワンタイムパスワードを要求する偽画面が表示されないことを確認している。
《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

脆弱性と脅威 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. Amazonやマイクロソフトを騙るフィッシングメールを確認、注意を呼びかけ(フィッシング対策協議会)

    Amazonやマイクロソフトを騙るフィッシングメールを確認、注意を呼びかけ(フィッシング対策協議会)

  2. メモリに潜んで痕跡を消す「見えない」標的型攻撃を確認(カスペルスキー)

    メモリに潜んで痕跡を消す「見えない」標的型攻撃を確認(カスペルスキー)

  3. 「WordPress」にWebサイトを改ざんされる脆弱性、すでに複数の被害を確認(JPCERT/CC、IPA)

    「WordPress」にWebサイトを改ざんされる脆弱性、すでに複数の被害を確認(JPCERT/CC、IPA)

  4. Microsoft Windows 8.1および10に脆弱性、DoS攻撃やコード実行の可能性も(JVN)

  5. WordPress に REST API における値検証不備により遠隔から任意のコンテンツが上書き可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

  6. 「Steam」に悪用可能なセキュリティーホールを確認(reddit)

  7. ビッグデータ関連システムへの探索が急増、身代金を要求されるケースも(警察庁)

  8. Mozilla Firefox の nsSMILTimeContainer オブジェクトにおいてメモリ処理の不備に起因する Use-After-Free の脆弱性(Scan Tech Report)

  9. 「OpenSSL」がDoSなど4件の脆弱性に対応するアップデートを公開(JVN)

  10. 「Officeのプロダクトキーが不正コピーされた」とするフィッシングを確認(フィッシング対策協議会)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×