キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は4月4日、株式会社FFRIとの共同技術検証による対象製品の共存動作保証を開始したと発表した。これによりウイルス対策ソフト「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」と標的型攻撃対策ソフト「FFR yarai」の現行バージョン以降の製品プログラムの共存環境において、安定かつ軽快な動作のエンドポイント向けのサイバー攻撃対策を提供する。ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズは、独自開発のヒューリスティックエンジンと、2種類のウイルス定義データベースを併用するウイルス対策ソフト。ウイルス検出力の高さと動作の軽快さ、コストメリットなどが特長となっている。FFR yaraiは、シグニチャやパターンファイルなどに依存せず、標的型攻撃で利用される攻撃の特徴を4つのヒューリスティックエンジンにより、さまざまな角度から分析し、未知の脅威に対して高い精度で攻撃を検知・防御する。今回の共存動作保証の開始により、両製品を共存利用することで、安定かつ効果的なマルウェア対策と標的型攻撃対策を実現するとしている。