株式会社シマンテックは6月5日、クラウド型情報管理・検索サービス「Symantec Enterprise Vault.cloud(EV.cloud)」を日本で正式に提供開始すると発表した。EV.cloudは、組織がメールや重要なビジネス上の情報をより快適に保管、管理、検索できる完全SaaS型アーカイブサービス。エンドユーザが簡単かつ直感的にアクセスすることが可能となっている。対応メールプラットフォームは、Microsoft Exchange2003 / 2007 / 2010 / 2013、Office 365(IBM Lotus Notes/Dominoの正式サポートは近日予定)。参考価格は、初期費用が160,000円、利用料金は年額5,208円(250~499メールボックスで1ライセンスあたり)。アーカイブすることにより、ユーザの受信トレイ内のメールはクラウド上に構築されたストレージ領域で保存される。なお、このストレージ領域は安価に利用することができ、保存されたメールは場所や時間を問わずアクセスできる。アーカイブされたメールの体裁は実際のメールとほぼ同様で、すべてのメールが保存される仕様。e-Discovery(電子情報開示要求)のワークフローも組み込まれているので、必要な情報を容易に発見できるほか、海外での開示要求にも対応できる。自社専用のセキュアなマルチテナントのデータセンターを世界中で確保しており、稼働率99.99%でサービスを提供できるよう設計されているという。