さらに株式会社Doctor Web PacificのCEOであるボリス・シャロフ氏は、ロシアにおけるネットバンキングを狙う犯罪を紹介。ロシアでは2000年代半ばから攻撃が登場し、2010年頃からロシアの主要な銀行が幅広く攻撃されたという。最近では銀行側の対策や警察による捜査が進み、攻撃は減少したが、銀行ATMへのハッキングが増えている。日本では2013年から銀行を狙うサイバー犯罪が増加しており、その原因は犯罪グループ側の手口の進化、多様化であるとボリス氏は言う。さらにスパイ活動用のOS「ZEUS GAMEOVER」について説明し、明らかに日本を狙うためのものであるとした。