がん研究会有明病院は3月7日、患者の個人情報を記録したポータブルハードディスクを紛失したと発表した。これは3月5日6時35分頃、同院に在籍する医師から、2005年から2012年の胃がん患者1,628名の個人情報(ID、氏名、生年月日、性別、手術日、stage、退院日、入院時諸データ等)を記録したポータブルハードディスクを通勤途中の電車内に置き忘れたと報告があったというもの。当該医師は置き忘れに気付きすぐに駅事務室に連絡し、最寄駅で車内の確認をしてもらったが発見には至らなかった。駅の忘れもの係に遺失物届を行なうとともに、直ちに深川警察署(豊洲交番)に遺失物届けを提出しているが、紛失したポータブルハードディスクを含むバッグは、現在まで発見されていない。なお、紛失したポータブルハードディスクには、起動時パスワードが設定されているため、ファイルの閲覧は容易ではないとしている。