独立行政法人国立がん研究センター東病院は2月6日、同病院のPC2台が動画再生ソフト「GoMプレイヤー」のアップデートプログラムによるコンピュータウイルスの感染があることが判明したと発表した。これは1月21日に判明したもので、その後の調査の結果、同院で医師(レジデント)が使用していた2台の端末がウイルスに感染していた。ネットワークの通信記録より、2台の端末において不審なアクセスが合計100件以上あったという。感染した端末は、学会発表資料等の作成に使用していたもので、患者ID、カタカナ氏名などが一部含まれる患者情報のデータが存在している。データの流出の有無、種類および内容については、調査を継続していくとしている。なお、当該端末は、東病院において診療業務を行うカルテシステムとは別のネットワークで運用されていたものであり、診療機能への影響はないという。