東京医科歯科大学は10月18日、同学医学部附属病院に所属する医師が、同院の患者12名の個人情報が含まれた資料を用い、学会発表を行ったことが判明したと発表した。これは同院医師が学会において、患者の個人情報が含まれた複数の電子カルテ画面をスクリーンに投影しながら発表したことが9月25日に判明したというもの。同院では調査委員会を設置し、10月10日にその結果をとりまとめた。スクリーンに投影された電子カルテ画面には、氏名、患者番号、生年月日、年齢、性別等が含まれていた。なお、住所、電話番号は掲載されていなかった。また同学では、現時点において患者の個人情報が流用されたなどの事実は報告されていないとしている。