Microsoft Internet Explorer の SetMouseCapture の取り扱いに起因する 0-Day エクスプロイト(Scan Tech Report)
Microsoft Internet Explorer (IE) の HTML レンダリングエンジンに解放済みメモリを使用してしてしまう 0-Day の脆弱性が報告されました。ユーザが悪質な Web ページを閲覧した場合に、リモートの第三者によってシステム上で不正な操作が実行される可能性があります。
脆弱性と脅威
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1.概要 Microsoft Internet Explorer (IE) の HTML レンダリングエンジンに解放済みメモリを使用してしてしまう 0-Day の脆弱性が報告されました。 ユーザが悪質な Web ページを閲覧した場合に、リモートの第三者によってシステム上で不正な操作が実行される可能性があります。 IE 8 および IE 9 に対する攻撃が確認されており、攻撃を受ける可能性が高いことが考えられるため、パッチ未適用の IE を利用するユーザは可能な限り以下に記載する対策を実施することを推奨します。
3.影響を受けるソフトウェア ※ Microsoft Internet Explorer 6 Microsoft Internet Explorer 7 Microsoft Internet Explorer 8 Microsoft Internet Explorer 9 Microsoft Internet Explorer 10 Microsoft Internet Explorer 11 ※1
※1 Windows 8.1 Preview および Windows Server 2012 R2 Preview 上で動作する IE 11 のみが脆弱性の影響を受けます。
4.解説 Microsoft Internet Explorer (IE) の Microsoft HTML Viewer (mshtml.dll) は、HTML, Cascading Style Sheets (CSS), Document Object Model (DOM) などをパースおよびレンダリングする機能を提供するライブラリです。
5.対策 以下の Web サイトを参考に、それぞれの Windows OS の IE バージョンに対応するパッチ (MS13-080) を入手し適用することで、この脆弱性を解消することが可能です。 または、Windows Update/Microsoft Update を行うことでも同様に脆弱性を解消することが可能です。