日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は8月27日、2013年6月に公開されたParallels Plesk Panelの脆弱性を狙った攻撃の増加を確認したと発表した。これはGlobal SOC全体で確認しているもので、Tokyo SOCにおいても少数ながら攻撃を検知しているという。この攻撃の影響を受けるバージョンはParallels Plesk Panel for Linux/Unix 9.0.0~9.2.3。すでに修正版がリリースされているため、該当バージョンを利用している場合はバージョンアップするよう推奨している。
Global SOC全体でのParallels Plesk Panelの脆弱性を悪用したリモートからの任意のコード実行の試みの検知状況によると、8月21日20時から8月23日10時にかけて、また8月24日1時から8月24日13時にかけて検知数が増加している。これまでに検知された攻撃はすべて脆弱性の有無の調査を目的とした通信であった。観測された攻撃送信元のIPアドレスは以下の通り。日本IBMでは、これらのIPアドレスに関連する不審な通信がないか確認するとともに、これらのIPアドレスを送信元とする通信をFirewallなどで遮断することを検討するよう呼びかけている。