アーバーネットワークス株式会社は7月31日、2013年上半期中のDDoS攻撃の動向に関するデータを同社のブログ上で公開した。これによると、期間中のDDoS攻撃の規模、速度、複雑性は拡大傾向にあり、DDoS攻撃が依然として世界的な脅威であることが明確に示されている。攻撃の平均規模は2013年に入って以降、BPS(ビット毎秒)で43%拡大している。1Gbps以上の攻撃が占める割合は46.5%と、2012年上半期の13.5%から大幅に上昇した。また、2~10Gbpsの攻撃の割合は14.78%から29.8%と2倍以上に上昇し、10Gbps以上の攻撃の割合は2013年初から41.6%上昇している。さらに、2013年上半期中に観測された20Gbps以上の攻撃総数は、2012年全体の2倍以上に増加した。一方で、攻撃の継続時間は短縮傾向にあり、全体の86%が1時間以下であった。2011年後半から2012年中、大幅な上昇を見せていた攻撃のPPS(パケット毎秒)には低下傾向が見られた。