独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月18日、サイボウズ株式会社の提供するサイボウズLive サービス向けのクライアントソフトウェア「サイボウズLive for Android」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「サイボウズLive for Android バージョン 2.0.0」には、WebViewクラスに関する脆弱性(CVE-2013-3647)および任意のJavaのメソッドが実行される脆弱性(CVE-2013-3646)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、ユーザの Android 端末内に細工されたファイルが設置されていた場合、file:// で始まるリンクをクリックすることで細工されたファイルが読み込まれ、当該製品のデータ領域にある情報が漏えいする可能性や、Android端末の情報が窃取されたり、任意のOSコマンドが実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。