独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月11日、HPの提供するサーバ管理ツール「HP Insight Diagnostics」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。現時点で対策方法は公開されていない。「HP Insight Diagnostics 9.4.0.4710 およびそれ以前」には、複数の脆弱性(CVE-2013-3573、CVE-2013-3574、CVE-2013-3575)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品のユーザによって、サーバの管理者権限で任意の OS コマンドを実行される可能性がある。JVNでは回避策として、アクセスを制限することで本脆弱性の影響を軽減することが可能としている。