市立岸和田市民病院は5月10日、同院の医療情報が記録されたノートPCの紛失が判明したと発表した。このPCは、同院に勤務する看護師の個人所有のもので、5月2日18時頃に紛失が判明した。なお、同看護師の自宅が空き巣被害に遭った可能性もあるという。紛失したPCには、外科・消化器外科の手術部位感染データ999名分の医療情報が記録されていた。記録項目は、患者番号、年齢、性別、病名、術式、入院日、手術日、病棟、術者(医師名)、介助者(看護師名)、手術時間、手術部位感染発生の有無で、氏名や住所、生年月日などの容易に個人を特定できる情報は含まれていないとしている。なお患者番号は、同院が各患者を識別するために付番しているもので、一般的には個人を識別できるものではないという。