公明党、参院選控え議員3,000人にEVSSL証明書を提供(シマンテック) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

公明党、参院選控え議員3,000人にEVSSL証明書を提供(シマンテック)

シマンテック株式会社は5月15日と16日、衆議院第1議員会館で「Webなりすまし対策勉強会」を公明党の議員を対象に実施した。

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シマンテック株式会社は5月15日と16日、衆議院第1議員会館で「Webなりすまし対策勉強会」を公明党の議員を対象に実施した。

公明党は、同社EVSSL証明書の大口導入先で、公明党党本部が有効期限2年のEVSSL証明書を党費用で一括購入し、3,000人の公明党所属議員に提供し、Webサイトの真正性を証明する。勉強会会場では、議員秘書などに向けて、証明書申込用紙と導入手順マニュアルが配られた。

5月26日に公職選挙法改正法が施行されると、インターネットを使った選挙運動が候補者にも有権者にも解禁される。なりすましや誹謗中傷、不正アクセス、Web改ざん、DDoS攻撃などのセキュリティリスクが懸念されている。

勉強会の開会挨拶で公明党衆議院議員 遠山清彦氏は「今年の夏の参議院、同日の地方議員選挙からネット選挙が本格化する」と前置きしたうえで、自由に選挙活動を行うことができるがゆえの、なりすましによる違法な選挙活動を行われるリスクや、誹謗中傷のリスク等に関する、対策と防御の必要性について語った。

シマンテックグループの日本ベリサイン株式会社は、4月22日に自民党、4月26日に公明党への、EVSSL証明書導入をそれぞれ発表している。証明書ベンダは、ローコスト化が進むSSL証明書の砦であるEVSSLの納品先を、従来の金融や大企業に加え、新たに政党へと拡大、さらに常時EVSSL化(同一ドメイン内の全ページへのSSLをかける)などで、導入を一気に進めたい目論見。
《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

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