1.概要IRCD-Hybrid には、ネットマスクに特定の値が指定された IPv4 アドレスを含む IRC コマンドを処理した場合に、サービス運用妨害 (DoS) が発生する脆弱性が存在します。リモートの第三者に利用された場合、IRC サーバを不正に停止される可能性があります。影響を受けるバージョンの IRCD-Hybrid を利用する環境では、重大な影響を受ける可能性があるため、対象のユーザは可能な限り以下に記載する対策を実施することを推奨します。2.深刻度(CVSS)5.0http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2013-0238&vector=%28AV%3AN/AC%3AL/Au%3AN/C%3AN/I%3AN/A%3AP%293.影響を受けるソフトウェア ※IRCD-Hybrid 8.0.5 以前※影響を受けるバージョンの IRCD-Hybrid パッケージが含まれる、Debian,Ubuntu などの Linux ディストリビューションも、この脆弱性の影響を受けます。4.解説Internet Relay Chat (IRC) サーバソフトウェアの 1 つである、IRCD-Hybridには、try_parse_v4_netmask() 関数 (hostmask.c) における IPv4 アドレスのネットマスクの取り扱いに不備があります。このため、ネットマスクに負の値を指定した IPv4 アドレスを含む IRC コマンドを処理した場合に、セグメンテーション違反が発生し、ircd がクラッシュする脆弱性が存在します。この脆弱性を利用することで、リモートの攻撃者は、IRC サーバをサービス不能状態にする可能性があります。5.対策以下の Web サイトを参考に IRCD-Hybrid 8.0.6 以降を入手しアップデートすることで、この脆弱性を解消することが可能です。IRCD-Hybrid Downloads:http://www.ircd-hybrid.org/downloads.html6.ソースコード(Web非公開)(執筆:株式会社ラック サイバー脅威分析センター)※Web非公開該当コンテンツ閲覧をご希望の方はScan Tech Reportにご登録(有料)下さい。Scan Tech Reporthttp://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html
Microsoft Internet Explorer 8 の CGenericElement オブジェクトの取り扱いに起因する 0-Day エクスプロイト(Scan Tech Report)2013.5.8 Wed 8:00