独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月8日、NVIDIA が提供するビデオカードの UNIX 向けディスプレイドライバにバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「NVIDIA ドライバ version 304.88 より前のバージョン」「NVIDIA ドライバ version 310.44 より前のバージョン」「NVIDIA ドライバ version 313.30 より前のバージョン」のUNIX向けドライバには、「NoScanout」モードで X Window System を使用する際の ARGB カーソルの処理に問題があり、バッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2013-0131)が存在する。この脆弱性が悪用されると、システムにログイン可能なユーザによって、任意のコードを実行されたりDoS攻撃を受ける可能性がある。結果として、システムの root 権限を取得される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。