ニールセン株式会社は4月3日、スマートフォン・メディア利用実態調査レポートから年間のトレンドをまとめ、発表した。同レポートは、同社が四半期ごとに発表しているもの。これによると、インターネット利用者の中でのスマートフォンからのインターネット利用割合が2013年1月で35%に達した。時系列での推移では、PCからのインターネット利用は年間を通して横ばいとなったが、スマートフォンからの利用率は2012年1月の17%から、2012年10月には従来型携帯電話からの利用割合を逆転し、2013年1月には倍増(18ポイント増加)している。性年代別の利用状況では、男性は40代で8ポイントの増加、女性は30代で5ポイント、40代で6ポイントの増加となり、2012年は20代の利用割合が大きかったスマートフォンからのインターネット利用が、2013年にかけて年齢の高い層にも普及している状況が明らかになっている。OS別の利用割合を比較すると、Androidが6割、iOSが4割となり、この状況は年間を通して変化がなかった。一人あたりの利用時間、利用頻度では、ともに月を追うごとに伸長しており、アプリとブラウザの利用内訳ではアプリの利用がブラウザよりも多い結果となっている。