警察庁は4月1日、2013年2月の「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」(暫定値)を発表した。これによると、2月の特殊詐欺の認知件数は834件で、このうち振り込め詐欺の認知件数は640件(1月は514件)で、このうち568件が既遂(同479件)、被害総額(既遂のみ)は15億5,486万円(同11億8,231万円)、検挙件数は267件(同147件)、検挙人員は124名(同57名)と、前月より増加した。オレオレ詐欺では、認知件数が407件(同291件)、このうち344件(同260件)が既遂、被害総額は11億2,462万円(同7億3,089万円)、検挙件数は235件(同79件)、検挙人員は102名(同44名)と急増している。架空請求詐欺の認知件数は107件(同76件)で、このうち99件(同72件)が既遂、被害総額は2億8,926万円(同2億7,367万円)、検挙件数は21件(同59件)、検挙人員は15名(同8名)と前月よりやや増加傾向にある。形態別で見ると、前月に引き続き「有料サイト利用料金等名目」が43件(同33件)で最も多かった。このほか融資保証金詐欺が24件(同27件)で被害総額2,356万円(同4,680万円)、携帯電話端末詐欺が36件(同33件)などとなっている。