国立大学法人広島大学は3月22日、同大学病院の医師が個人情報を記録したUSBメモリを紛失していたことが判明したと発表した。当該医師は、臨床研究に活用するため、電子カルテを参考に資料を作成し、論文や実験データと併せてUSBメモリに保存していたが、2月28日に当該医師がUSBメモリを研究室で使用後、院内において紛失したものと思われる。紛失したUSBメモリには、265名分の患者のデータ(患者氏名、患者ID、性別、主治医名、年齢、入院日、病名、経過、検査所見等)が記録されていた。なお、住所、電話番号、連絡先は含まれておらず、一部の患者データ(97名分)については、パスワードを設定してあったという。