独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月18日、Olive Toast Software社が提供するiOS向けのドキュメントビューア「Documents Pro(旧 Files HD)」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Documents Pro バージョン 1.11.1 より前のバージョン」には、ディレクトリトラバーサルの脆弱性(CVE-2012-5185)およびクロスサイトスクリプティングの脆弱性(CVE-2012-5184)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ゲストユーザにより、任意のファイルを閲覧されたり削除される、あるいはユーザがWebブラウザ経由でDocuments Proを使用した場合、そのWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。JVNでは、App Storeから最新版のアップデートを適用するよう呼びかけている。