独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月10日、BigAntSoftが提供する「BigAnt IM Message Server」および関連コンポーネントに複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。BigAnt IM Message Serverおよび関連コンポーネントには、SQLインジェクション、不適切な権限管理およびバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2012-6273、CVE-2012-6274、CVE-2012-6275)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によって機密情報を取得されたり、DoS攻撃を受けたり、BigAnt IM Message Serverが持つ権限で任意のコードを実行されるなどの影響を受ける可能性がある。現時点で対策方法は公開されておらず、JVNではアクセスを制限することで本脆弱性の影響を軽減することが可能としている。