1.概要ZABBIX に SQL インジェクションの脆弱性が報告されました。リモートの第三者に利用された場合、ZABBIX が使用するデータベース上で不正な操作が実行される可能性があります。脆弱性を悪用された場合の影響度が高いため、影響を受けるバージョンの ZABBIX を利用するユーザは可能な限り以下の対策を実施することを推奨します。2.深刻度(CVSS)7.5http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2012-3435&vector=%28AV%3AN/AC%3AL/Au%3AN/C%3AP/I%3AP/A%3AP%293.影響を受けるソフトウェア ※ZABBIX 1.8.14 以前ZABBIX 2.0.1 以前※影響を受けるバージョンの ZABBIX が含まれる、Debian などの Linux ディストリビューションにおいても、この脆弱性の影響を受ける可能性があります。4.解説ZABBIX は、サーバ、ネットワーク、アプリケーションを集中監視するためのオープンソースの統合監視ソフトウェアであり、監視項目 (アイテム) の数値を基にグラフを描画することが可能です。ZABBIX には、グラフに新しいアイテムを追加する PHP アプリケーション popup_bitem.php における itemid パラメータの入力値の取り扱いに不備があるため、当該パラメータに SQL ステートメントを指定することで、SQL インジェクション攻撃が可能な脆弱性が存在します。この脆弱性を利用することで、リモートの攻撃者は、ZABBIX が使用するデータベース上で任意の SQL コマンドが実行可能となります。5.対策以下の Web サイトより ZABBIX 1.8.15/2.0.2 以降を入手しアップデートすることで、この脆弱性を解消することが可能です。ZABBIX 1.8.15/2.0.2:http://sourceforge.net/projects/zabbix/files/ZABBIX%20Latest%20Stable/ZABBIX Release notes 1.8.15http://www.zabbix.com/rn1.8.15.phpZABBIX Release notes 2.0.2http://www.zabbix.com/rn2.0.2.php6.ソースコード(Web非公開)(執筆:株式会社ラック サイバー脅威分析センター)※Web非公開該当コンテンツ閲覧をご希望の方はScan Tech Reportにご登録(有料)下さい。Scan Tech Reporthttp://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html
Trend Micro Control Manager のアドホッククエリモジュールに起因する SQL インジェクションの脆弱性(Scan Tech Report)2012.10.24 Wed 8:00
Trend Micro InterScan Messaging Security Suite における XSS および CSRF の脆弱性(Scan Tech Report)2012.10.17 Wed 8:00