PC、Androidともに脅威が活発化した8月--ウイルス脅威レポート(Dr.WEB) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

PC、Androidともに脅威が活発化した8月--ウイルス脅威レポート(Dr.WEB)

Dr.WEBは、「2012年8月のウイルス脅威」をまとめ発表した。8月は、ウイルス製作者およびインターネット詐欺師達の活動は目に見えて活発化した。

脆弱性と脅威 脅威動向
株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は9月12日、「2012年8月のウイルス脅威」をまとめ発表した。8月は、ウイルス製作者およびインターネット詐欺師達の活動は目に見えて活発化した。「Dr.Web CureIt!」によって収集された統計によると、2012年8月にコンピュータ上で最も多く検出された悪意のあるソフトウェアは引き続き「Trojan.Mayachok.1」で、その検出数は先月に比べ6.5%増加した。2位は「BackDoor.Butirat.91」であったが、検出頻度ではTrojan.Mayachok.1との間に87.1%の差があるものの、「BackDoor.Butirat.91」に感染したコンピュータ数の合計は先月に比べ41.8%増加している。

8月にはGoogle Androidを狙った脅威が数多く見られ、記録的な数のサイトがモバイルプラットフォーム向け悪意のあるプログラムを拡散するサイトへと改変された。犯罪者は、ページを開いたユーザが、Android.SmsSendを拡散する悪質なサイトへとリダレクトされるようWebサイトの設定を変更している。また8月には、Android向けトロイの木馬ダウンローダーも発見され「Android.DownLoader.5.origin」と名付けられた。さらに、日本では多くのAndroidユーザのデバイス上にトロイの木馬が拡散され、ユーザは大量のスパム攻撃を受けた。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×