Adobe Flash Playerの脆弱性を悪用する国内への標的型メール攻撃を確認(日本IBM) | ScanNetSecurity
2024.03.30(土)

Adobe Flash Playerの脆弱性を悪用する国内への標的型メール攻撃を確認(日本IBM)

日本IBMは、アドビが8月14日に公開した「Adobe Flash Playe(APSB12-18)」脆弱性について、この情報が公開される前の8月13日に同脆弱性を悪用する攻撃を確認した。

脆弱性と脅威 脅威動向
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は8月20日、アドビが8月14日に公開した「Adobe Flash Player」の新たな脆弱性の情報および、脆弱性を修正したバージョン(APSB12-18)について、この情報が公開される前の8月13日に同脆弱性を悪用する攻撃を確認したと発表した。この脆弱性は標的型メール攻撃に利用されており、攻撃コードを挿入したWordファイルとして送信されている。

確認した不正なメールは、中国のIPアドレスから送信されており、送信元メールアドレスは受信した組織のメールアドレスに偽装されていた。攻撃は海外の組織に対して行われていたが、8月22日には日本国内への攻撃も確認された。不正なメールは「co.jp」ドメインのフリーメールを使用しており、企業や組織に所属する個人のメールアドレス宛に送信されている。また、添付ファイルは「申し込み用紙.doc」であった。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×