独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月6日、株式会社インターネットイニシアティブが提供するルータ製品「SEILシリーズ」にアクセス制限不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「SEIL/x86 ファームウェア 1.00 から 2.35 まで」「SEIL/X1 ファームウェア 2.30 から 3.75 まで」「SEIL/X2 ファームウェア 2.30 から 3.75 まで」「SEIL/B1 ファームウェア 2.30 から 3.75 まで」には、アクセス制限不備の脆弱性(CVE-2012-2632)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品のHTTPプロキシに接続可能なユーザによってURLフィルタ等の制限を回避される可能性がある。JVNでは、開発者の提供する情報をもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。