独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月1日、Segue Projectの提供するオープンソースのコンテンツ管理システム「Segue」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Segue」には、SQLインジェクション(CVE-2012-1255)およびクロスサイトスクリプティング(CVE-2012-1254)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によって認証を回避して管理者としてログインされたり、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。「Segue」は8月31日にサービスを終了するため、JVNでは開発者が提供する情報を確認するとともに、「Segue」を使用しないことも検討するよう呼びかけている。