独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月19日、株式会社ジェーンが提供するTwitter用クライアントソフトウェア「Janetter」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。なお、Windows版 Janetterには自動アップデート機能が実装されているため、一日に一回、当該製品の起動時に自動更新され脆弱性が解消される。「Windows版Janetter Version 3.3.0.0 より前のバージョン」および「Macintosh版Janetter Version 3.3.0 より前のバージョン」には、クロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性(CVE-2012-1236)および情報漏えいの脆弱性(CVE-2012-0328)が存在する。これらの問題が悪用されると、ユーザが当該製品を起動している状態でWebブラウザで悪意あるページを読み込んだ場合、ユーザになりすましてTwitterに投稿されたり、ユーザのシステムに保存されている画像をアップロードされたり、当該製品を実行している権限で任意のOSコマンドを実行されるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートするよう呼びかけている。