一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月6日、「Adobe Flash Player の脆弱性に関する注意喚起」を発表した。これは、米アドビ社による「Adobe Security Bulletins:APSB12-05」の公開を受けたもの。「Adobe Flash Player 11.1.102.62およびそれ以前」には複数の脆弱性(CVE-2012-0768、CVE-2012-0769)が存在する。この脆弱性が悪用することで、結果としてリモートの攻撃者は、細工したコンテンツをユーザに開かせることで、Adobe Flash Playerを不正終了させたり、任意のコードを実行させる可能性がある。JPCERT/CCでは、本脆弱性を解消した最新版にアップデートするよう呼びかけている。なお「APSB12-05」では、Windows版のほかMacintosh版、Linux版、Solaris版、Android版についてもセキュリティアップデートを公開している。