一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月6日、「PHP 5.3.9の脆弱性に関する注意喚起」を発表した。これはPHP Groupにより2月2日に新バージョンのリリースとともに公開された脆弱性で、JPCERT/CCでは本脆弱性を使用する実証コードが公開されていることを確認している。「PHP 5.3.9」には、リモートから任意のコードを実行される脆弱性(CVE-2012-0830)が存在する。新バージョンである「PHP 5.3.10」にアップデートすることで、本脆弱性を解消できる。なお、PHP 5.3.8以前のバージョンを使用している場合は本脆弱性の影響を受けないが、既知の脆弱性によって任意のコードが実行されたり、DoS攻撃の影響を受ける可能性があるため、JPCERT/CCでは最新のバージョンにアップデートするよう勧めている。