独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月11日、Cogent Real-Time Systems Inc.の提供するリアルタイムデータソリューション「Cogent DataHub」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Cogent DataHub V7.1.2 およびそれ以前」「OPC DataHub V6.4.20 およびそれ以前」「Cascade DataHub V6.4.20 およびそれ以前」には、HTTP ヘッダインジェクションの脆弱性(CVE-2012-0310)およびクロスサイトスクリプティングの脆弱性(CVE-2012-0309)が存在する。これらの問題が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で偽の情報が表示されたり任意のスクリプトを実行される、HTTPレスポンス分割攻撃を受けるなどの可能性がある。JVNでは、開発者の提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。