独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月12日、サイバーリンク株式会社の提供するオーサリング・ライティングソフトウェア「Power2Go」にバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Power2Go 8 およびそれ以前」には、プロジェクトファイルの解析処理の問題が原因でバッファオーバーフローの脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、細工されたプロジェクトファイルを処理することで、プログラムを実行しているユーザの権限で任意のコードを実行される可能性がある。現時点で対策方法は公開されていないが、JVNではEnhanced Mitigation Experience Toolkit(EMET)を利用する、あるいはData Execution Prevention(DEP)を利用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能としている。