奈良先端科学技術大の「茶筌」にバッファオーバーフローの脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

奈良先端科学技術大の「茶筌」にバッファオーバーフローの脆弱性(JVN)

IPA/ISECおよびJPCERT/CCは、奈良先端科学技術大学院大学の提供する日本語の形態素解析ソフトウェア「茶筌(ChaSen)」にバッファオーバーフローの脆弱性が存在するとJVNで発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月8日、奈良先端科学技術大学院大学の提供する日本語の形態素解析ソフトウェア「茶筌(ChaSen)」にバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

「茶筌(ChaSen)version 2.4 系」および同バージョンの茶筌を組み込んでいるソフトウェアには、文字列の読み込みの問題が原因でバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2011-4000)が存在する。この問題が悪用されると、システムを使用可能な第三者によって任意のコードを実行される可能性がある。開発者によると、本製品に関するメンテナンスやアップデートの予定はないという。このためJVNでは対策方法として、同等の機能を持つ他の製品への切り替えなどを検討するか、機能追加以前の茶筌version 2.3.3を使用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×