独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月24日、Internet Systems Consortium(ISC)が提供するDNSサーバである「BIND」に、DoSの脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。BIND 9は、特定されていないネットワーク上のイベントによって、BIND 9キャッシュサーバが不正なレコードをキャッシュすることがあり、そのレコードに対する問い合わせによってキャッシュサーバが表明違反(assertion failure)でクラッシュすることがある(CVE-2011-4313)。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者にDoS攻撃を受ける可能性がある。JVNでは、ISC や配布元が提供する情報をもとに、対策済みのバージョンへアップデートするよう呼びかけている。