アドビ製品のゼロデイ脆弱性を狙った標的型攻撃を米英で確認(シマンテック) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.11.20(月)

アドビ製品のゼロデイ脆弱性を狙った標的型攻撃を米英で確認(シマンテック)

脆弱性と脅威 脅威動向

株式会社シマンテックは12月9日、Adobe ReaderとAdobe Acrobatのゼロデイ脆弱性(CVE-2011-2462)を悪用した攻撃を確認したとブログで発表した。特に12月1日に大きな波があった。これらの攻撃は、「Sykipot」というマルウェア群を使って長期的に続いている一連の攻撃の一部。Sykipotは少なくとも数年前から標的型攻撃に利用されており、未確定ながらその日付は2006年までさかのぼることができるという。また、この標的型攻撃は長期にわたって継続していることから、攻撃者は豊富な資金力を持ち、価値の高い特定の情報を意図的に狙っていると考えられている。

Sykipotによる今回の攻撃では、特に英国と米国で主に軍需企業、電気通信、コンピュータハードウェア、化学、エネルギー、政府系機関といった業種の企業が標的とされたが、これに限定されてはいない。攻撃者は一貫して標的型のメール攻撃を使っており、メールにはリンクが記載されているか、悪質なファイルが添付されている。どちらの場合も、攻撃者はパッチ修正されていないアプリケーションの不具合(ゼロデイ脆弱性)を悪用するか、単純に標的のコンピュータで脆弱なソフトウェアが実行されていることを期待して既知の悪用コードを利用している。攻撃者は標的とする人物に関して、かなりの時間をかけて調査を行ったと思われ、攻撃メールの受信者はほとんどが上級の役職者であり、なかには組織の経営幹部(CEO、COO、CIO、CFO、CTOなど)や副社長、部長クラスなども含まれていた。ブログでは今回の攻撃詳細を分析している。
《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

脆弱性と脅威 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. Microsoft Windows OS において DLL Hijacking により UAC を回避する手法(Scan Tech Report)

    Microsoft Windows OS において DLL Hijacking により UAC を回避する手法(Scan Tech Report)

  2. ランサムウェア「Bad Rabbit」感染に注意喚起、水飲み場攻撃を実行か(IPA)

    ランサムウェア「Bad Rabbit」感染に注意喚起、水飲み場攻撃を実行か(IPA)

  3. 「KRACKs」に対して、現時点で想定される脅威と対策をまとめたレポート(NTTデータ先端技術)

    「KRACKs」に対して、現時点で想定される脅威と対策をまとめたレポート(NTTデータ先端技術)

  4. 「GNU Wget」にリモートから任意のコードを実行される複数の脆弱性(JVN)

  5. Savitech製USBオーディオドライバに、ルートCA証明書を導入される脆弱性(JVN)

  6. GNU wget に HTTP プロトコルのハンドリングにおける値検証不備に起因するバッファオーバーフローの脆弱性(Scan Tech Report)

  7. アップルがSafari、macOS、iOSなどのアップデートを公開、適用を呼びかけ(JVN)

  8. トレンドマイクロの管理マネージャに複数の脆弱性(JVN)

  9. 2017年第3四半期はダウンローダーの検出が急増、前四半期の約31倍に(IPA)

  10. Apple IDの不正使用があったとし、セキュリティ質問再設定のリンクに誘導(フィッシング対策協議会)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×