株式会社セキュアスカイ・テクノロジー(SST)は11月29日、SaaS型Webアプリケーションファイアウォール(WAF)サービス「Scutum」に、SSL BEASTによる攻撃を検知し防御する機能を標準サービスで搭載すると発表した。SSLの脆弱性を悪用する「SSL BEAST攻撃」は、2011年9月にアルゼンチンで開かれたカンファレンスにおいてセキュリティ研究家によりデモが行われ、その危険性が報告されている。SSTでは、本脆弱性に対していち早く分析を行い、共同開発元である株式会社ビットフォレストの技術協力のもと、Scutumにおける本脆弱性への対応を完了した。これにより、Scutumを導入したWebサイトにおいては、本脆弱性を利用した攻撃を防御することが可能となる。また同社では、本脆弱性が実際に悪用された場合の影響を考慮し、SST内での調査結果を公表している。