社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は11月4日、兵庫県警生活経済課と淡路署が11月1日、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売し指名手配されていた東京都中央区の自称会社役員男性(49歳)を、著作権法違反(海賊版頒布ならびに所持)の疑いで逮捕し、11月2日に神戸地検洲本支部へ送致したことを著作権侵害事件として発表した。この男性は2009年9月11日、兵庫県淡路市のパソコンショップ従業員に対し、マイクロソフトコーポレーションが著作権を有する「Microsoft Office Professional 2007 Plus ボリュームライセンス版(日本語版)」が無断で複製されたCD10枚を12万円で販売し、また同日、兵庫県洲本市のパソコンショップ他1カ所において、上記CD90枚を販売する目的で所持していた。男性は、中国で製造された精巧な海賊版を販売していた。その海賊版は第三者を介して入手し、主にパソコンショップ等を訪問して販売していたという。