独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月24日、「IBM WebSphere Portal Server」の入力値の検証に脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。各製品の影響を受けるバージョン情報は広範囲に及んでいる。「IBM WebSphere Portal」「Lotus Web Content Management」「IBM Lotus Quickr for WebSphere Portal」には、XML経由で転送されたentry pathの入力値の検証に脆弱性が存在する。該当製品にログイン可能な第三者によって、システム内の情報を取得されたり、閲覧されるなどの可能性がある。JVNでは、IBMが提供する情報をもとにパッチを適用こと、あるいは該当製品へのアクセスを制限することを推奨している。(吉澤亨史)http://jvn.jp/cert/JVNVU375127/