例えば、クレジットカード業界のデータ・セキュリティ規格「PCIDSS(Payment Card Industry Data Security Standard)」のような実際の攻撃を反映したものにすべきである、との声も強まっていました。2008年初頭には、大手企業におけるデータ紛失の多発を受け、米国家安全保障局(NSA)、米国土安全保障省(DHS)のUS-CERT、米MITRE、米国防総省の各部門などが参加してプロジェクトが立ち上がりました。プロジェクトでは、サイバー・セキュリティ対策とFISMA(連邦情報セキュリティ管理法)準拠のための項目を定めたガイドライン「CAG(Consensus Audit Guidelines)」を2009年3月に公開されました(参考4)。