Maximusと結んだ契約は、医療保険についての補助業務を提供するもので期間は10年間、費用は2億6800万ドルだ。内容は、州政府の保健サービス省(Ministry of Health Services)が提供する医療保険について、BC州に居住する全ての住民に関する情報をMaximusがデータ登録、管理および保険金請求資格の確認を行う。また、医療提供側についても登録し、保険金請求の支払い処理を円滑に行うというものだ。これまでは本業務は保健サービス省で行っているため、契約が施行されると担当職員は職を失うことになる。しかしながら、該当職員についてはMaximusで雇用契約を結ぶことができると州政府側はしている。
組合の動きを受け、8月にはBritish Columbia Library Association(BCLA)とBritish Columbia Civil Liberties Association(BCCLA)がプライバシー・コミッショナーにそれぞれ愛国法との関連からの個人情報の機密保持についてのレポートを提出。コミッショナーはその他、合計で約500件のレポートの提出を受けたが、このことは州民の反響の大きさを示していると言えよう。