実は MBSD 自身「CAAV」という SaaS 型 ASM 製品を開発・提供している。それもあってか今年はとにかく質疑応答が長かった。例年は「重要なことにそれとなく気づかせる」教育的配慮の発言が多いのだが、今年はかなり具体的な質問がプレゼンテーションごとに 4 ~ 5 件出される始末。きっと学生にはいい経験になったに違いない。上位入賞者には MBSD でのインターンシップが与えられるから、ことと次第によってはインターンで来社した際に「CAAV」の開発現場に呼ぼうという魂胆すらあったかもしれない。
サイバーセキュリティの仕事とは、事故発生や攻撃に周到に備え、細心の注意で幾重にも防御は施すものの、それを思いも寄らない手法で攻撃側から裏をかかれ、常に「想定外」のインシデントや事故に見舞われ続けるという呪われた仕事である。むしろそれがセキュリティの仕事の真骨頂だ。
●セキュリティに興味・関心を抱く専門学校生を発掘し、力を発揮してもらう場に
かつてないスピードで変化する市場ニーズに迅速かつ柔軟に対応するため、仕様だけ決めて開発は外部パートナーに委託するのではなく、ユーザー企業自らWebアプリケーション、Webサービスの開発を行う、いわゆる「内製化」の動きが広がっている。
5 回目となった「MBSD Cybersecurity Challenges 2020」では、脆弱性診断やフォレンジックを取り上げてきたこれまでの回とはがらりと異なる内容となった。テーマはずばり「教育」だ。
三井物産セキュアディレクション株式会社(MBSD)は10月12日、専門学校と高等専門学校を対象に第5回セキュリティコンテスト「MBSD Cybersecurity Challenges 2020」を開催すると発表した。
4回目の開催となるMBSD Cybersecurity Challange 2019では、これまでとはかなりベクトルの異なる課題が出題された。
3回目となる「MBSD Cybersecurity Challenges 2018」の参加チームは前回の79チームからさらに大幅に増え、全国36校から106チームがエントリーした。また新たなスポンサーも増え、支援が広がっている。
三井物産セキュアディレクション(MBSD)は、全国の専門学校生・高等専門学校生を対象にしたセキュリティコンテスト「MBSD Cybersecurity Challenges 2017」を実施した。
三井物産セキュアディレクション株式会社( MBSD )は、同社が今年初めて開催した、専門学校生対象のセキュリティコンテスト「MBSD Cybersecurity Challenges」の最終審査会と入賞チームの表彰式を12月13日、都内で行った。