AI がランサムウェア攻撃全工程を実行、被害企業に 80 ページにわたる“セキュリティ監査報告書”まで提出 | ScanNetSecurity
2026.09.08(火)

AI がランサムウェア攻撃全工程を実行、被害企業に 80 ページにわたる“セキュリティ監査報告書”まで提出

「攻撃者は戦術面での実行を AI エージェントに委ね、エージェントは監視・評価・行動・再計画のサイクルをリアルタイムで繰り返し、攻撃の各段階の"継ぎ目"で(人間による判断なら必ず発生する)遅れをなくすことで、侵入工程全体を一貫して高速化した」

国際
(イメージ画像)

 あるランサムウェア犯罪者が、最先端の AI モデルを用いて企業ネットワークへの侵入を 10 時間足らずで完遂した。パロアルトネットワークス傘下の脅威インテリジェンス・インシデント対応チーム Unit 42 によれば、通常であれば人間のオペレーターが行った場合、この種の侵入には約 2 週間を要するという。

 攻撃者は被害企業の交渉担当者に対し、最先端モデルとエージェント型攻撃フレームワークを使用し、AI エージェントが侵入の各段階を実行したと自慢げに語った。被害企業向けに 80 ページにおよぶセキュリティ監査報告書の作成作業まで AI にやらせたのだという。

 「この攻撃を際立たせていたのは、目新しいゼロデイ脆弱性や卓越した高度な技術ではなく、AI による作戦遂行の効率性だった」と、Unit 42 のインシデント対応担当者はレポートで述べている。「攻撃者は戦術面での実行を AI エージェントに委ね、エージェントは監視・評価・行動・再計画のサイクルをリアルタイムで繰り返し、攻撃の各段階の"継ぎ目"で(人間による判断なら必ず発生する)遅れをなくすことで、侵入工程全体を一貫して高速化した」

《The Register誌特約記事》

関連記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 永世名誉編集長 りく)

×