千葉県銚子市は11月12日、都市整備課および水道局職員の懲戒処分について発表した。
同市の都市整備課の男性職員(30歳)と水道局の男性職員(34歳)は、工事の最低制限価格の算出に必要な直接工事費などの秘匿情報を同市内業者に漏えいし、9月25日に書類送検、10月31日に官製談合防止法違反および公契約関係競売入札妨害罪により、罰金80万円の略式命令を受けていた。
同市では、工事に係る秘匿情報を市内の業者に漏えいした非違行為は、地方公務員法第33条に規定する公務員としての信用失墜行為に抵触し、同法第29条第1項第1号に規定する「法律またはこれに基づく条例もしくは地方公共団体の規則に違反した場合」、同項第3号に規定する「全体の奉仕者としてふさわしくない非行のあった場合」に該当するとして、11月12日付で停職3月の停職処分を行っている。
なお同市では9月25日に、官製談合防止法違反および公契約関係競売入札妨害罪の容疑で都市整備課の男性職員(30歳)と水道局の男性職員(34歳)を含む計4名が書類送検され、そのうち2名は起訴されており、同市は今後、公判を踏まえて厳正に対処するとのこと。




