白山石川医療企業団公立つるぎ病院は11月17日、同院患者の個人情報漏えいについて発表した。
これは同院患者の個人情報が、10月16日刊行の公立病院向けの月刊雑誌に掲載されたというもの。同院では発生原因について、「決して意図して起こした事柄ではないものの、職員の個人情報への認識の甘さと院内での確認体制不足によるもの」としている。
漏えいしたのは、8月13日頃に公立つるぎ病院の3階病棟に入院していた患者19名の氏名及び清潔ケアの指示内容。
同院では、入院されていた事実及び掲載内容をもとに不正利用される可能性を否定することはできず、これらのリスクを十分に認識し、患者への影響を最小限に抑えるため、雑誌の回収などを行っている。
同院では再発防止策として、下記を実施するとのこと。
1.運用体制の強化
情報持出時の運用及びチェック機能の強化
雑誌等への掲載時の院内確認体制の強化
2.職員への教育
個人情報保護の重要性の再確認
今回の事例をもとにした再発防止教育の実施



