株式会社セントラルは3月3日、同社が運営する「トータル WEB SHOP」への不正アクセスによる個人情報漏えいについて発表した。
これは2024年7月17日に、警察から「トータル WEB SHOP」を利用した顧客のカード情報の漏えい懸念について連絡があり、7月19日に当該サイトでのクレジット決済を停止し、その後、第三者調査機関による調査を開始したところ、当該サイトのシステムの一部の脆弱性をついたことによる第三者からの不正アクセスでペイメントアプリケーションの改ざんが行われたことが原因で、当該サイトを利用した顧客のカード情報が漏えいし、一部顧客のカード情報が不正利用された可能性があること、当該サイトに入力のあった個人情報が漏えいした可能性があることを2024年9月11日に完了した調査結果で確認したというもの。
漏えいした可能性があるのは、2021年5月26日から2024年7月19日の期間中に「トータル WEB SHOP」でクレジットカード決済を利用した顧客2,460名のカード情報(番号、有効期限、セキュリティコード)と、2015年8月28日から2024年7月19日の期間中に「トータル WEB SHOP」で個人情報を入力した顧客9,120名の
注文者・会員登録情報(氏名、住所、メールアドレス、電話番号、FAX番号)と配送先情報(氏名、住所、電話番号)
同社では対象の顧客に別途、メールまたは書状にて個別に連絡を行う。
同社では既に、カード会社と連携し漏えいした可能性のあるカードの取引のモニタリングを継続して実施しているが、顧客に対しても、カード利用明細に身に覚えのない項目があった場合はカード会社に問い合わせるよう呼びかけている。
同社では2024年8月21日に監督官庁である個人情報保護委員会に報告を、2024年7月18日に所轄警察署に 被害申告を行っている。
同社では今後、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策と監視体制の強化を行い、再発防止を図るとのこと。