独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月2日、UNIVERGE IX/IX-R/IX-Vシリーズルータにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社Flatt SecurityのRyotaK氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
・CVE-2024-11013
UNIVERGE IXシリーズ
UNIVERGE IX-R/IX-Vシリーズ
・CVE-2024-11014
UNIVERGE IXシリーズ
日本電気株式会社が提供するUNIVERGE IX/IX-R/IX-Vシリーズルータには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・コマンドインジェクション(CVE-2024-11013)
→当該製品の管理画面にログインしているユーザが細工されたWebGUIメッセージを送信した場合、当該製品上で任意のCLIコマンドが実行される
・クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2024-11014)
→当該製品の管理画面にログインしているユーザが細工されたリンクにアクセスした場合、当該製品の管理画面上で意図しない画面が表示される
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにソフトウェアのアップデートを行うか、アップデートを適用できない場合はWebGUIを無効にするよう呼びかけている。