独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月23日、バッファロー製無線LANルータおよび無線LAN中継器におけるOSコマンドインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究室の森好樹氏と久保正樹氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
WHR-1166DHP2 Ver. 2.95およびそれ以前のバージョン
WHR-1166DHP3 Ver. 2.95およびそれ以前のバージョン
WHR-1166DHP4 Ver. 2.95およびそれ以前のバージョン
WSR-1166DHP3 Ver. 1.18およびそれ以前のバージョン
WSR-600DHP Ver. 2.93およびそれ以前のバージョン
WEX-300HPTX/N Ver. 1.02およびそれ以前のバージョン
WEX-733DHP2 Ver. 1.03およびそれ以前のバージョン
WEX-1166DHP2 Ver. 1.05およびそれ以前のバージョン
WEX-1166DHPS Ver. 1.05およびそれ以前のバージョン
WEX-300HPS/N Ver. 1.02およびそれ以前のバージョン
WEX-733DHPS Ver. 1.02およびそれ以前のバージョン
WEX-733DHPTX Ver. 1.03およびそれ以前のバージョン
WEX-1166DHP Ver. 1.23およびそれ以前のバージョン
WEX-733DHP Ver. 1.64およびそれ以前のバージョン
WHR-1166DHP Ver. 2.92およびそれ以前のバージョン
WHR-300HP2 Ver. 2.51およびそれ以前のバージョン
WHR-600D Ver. 2.91およびそれ以前のバージョン
WMR-300 Ver. 2.50およびそれ以前のバージョン
株式会社バッファローが提供する無線LANルータおよび無線LAN中継器にはOSコマンドインジェクションの脆弱性が存在し、当該製品の管理画面にログインしたユーザによって、特定の画面から細工されたリクエストを送信され、任意のOSコマンドを実行される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。